人間に恋をした蜘蛛（クモ）。
西中島(新大阪)エリア CAナイト 岩木
15/04/24 21:27
昼過ぎに庭に水やりをしていたら、
これまた気持ち悪い物を発見しちまった
はい…蜘蛛（クモ）の巣です。
相変わらずいつ見ても気持ち悪いぜ
蜘蛛の存在その物を忘れていた今日この頃
そろそろ彼等も活動する時期なんですね
毎年、夏になると、
自宅の庭に女郎蜘蛛（ジョロウグモ）の大きな巣を見掛けます
そこそこデカくて、黒と黄色のシマシマ模様の蜘蛛です
女郎蜘蛛には、ある悲しいお話があります
昔ある所に、虫も殺せぬ優しさ男が居ました。
ある時に、男の家に一匹の蜘蛛が入り込んだのですが、やはり殺さずに外に逃がしました。
その蜘蛛は男を好きになりました
しかし自分は人間ではない、醜い蜘蛛です
そんな時に、男には好きな女がいることを知ります。
とても綺麗な女です
蜘蛛は考えました。
この女の体を奪えば、人間の体を手に入れられる上に、この女の存在も消せると…。
蜘蛛は女の姿を借りて、男の前に現れました。
しかし男は、女が人間とは違う妖しい雰囲気を感じ取り、
姿を現すように蜘蛛に言います。
決して動じたりはしないと、男は蜘蛛に言いました。
蜘蛛は男を信じ、その醜い姿を現します。
男はその姿を見て、逃げ出してしまいます
蜘蛛は男を逃がさぬように追いかけました
絶対に逃がさないと、必死に男を追い掛けます。
しかし抵抗する男を逃がすまいと、必死になる余りに、蜘蛛は男を殺してしまいました。
それからこの女郎蜘蛛は、どう生きてきたか、どんな最後を迎えたのかは解りません
人間に恋をした、女郎蜘蛛の悲しいお話でした
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