ジョンレノンの魔法。
西中島(新大阪)エリア CAナイト 岩木
15/05/08 18:58
これはジョン・レノン暗殺のニュースが流れた日に出会った、２人の男女のお話です
ジョン・レノン、
その存在は、日本でも知らぬ者はおらず、1980年12月８日のニュースは、日本中が悲しみに暮れたと言われています
ジョンレノン訃報の日、
ある河川に悲しみに暮れている女性がいました。
彼女はおそらく、付き合っていた男性と別れて、１人で寂しい想いをしていたのでしょう
そして彼女は、ビートルズのファンでもあり、ジョン・レノンの訃報によってさらに落ち込み、感傷的な気分になっていました。
その時、河岸でじっと流れを見つめている、１人の男性が目に飛び込んで来ました。
彼は心からビートルズを敬愛するファンで、衝撃的なニュースによって、かなりの落ち込みぶりです
同じ寂しさを胸に抱える２人…。
そして彼女がその男性に声を掛けた事で、２人の恋は始まった
ほどなく彼女のマンションで同棲を始めた２人ですが…。
そんな行きずりの恋は、長くは続きません。
１つの季節を超えると、徐々に恋は冷めて行き、２人の間を行き交う愛は、疲弊したかのように減少していく一方です
そしていつしか２人は、
別々の道を歩まざるを得なくなりました。
彼女は降り積もった雪の上に、降る雨を眺めながら、２人の愛も溶けて行ってしまった事に言葉を失う
一緒に暮らし始めた頃、
永遠の愛を誓って書いた「誓いの五ヶ条」には、別れる時の事や、別れた後の事なんか、少しも頭になかったのに…と過去を振り返ります。
そして彼女は、荷物をまとめて、
マンションを出て行く彼の背中を眺めながら、出逢った日に見た彼の背中を思い出します。
同じ背中でありながら、出逢いと別れではこんなにも見え方が違う。
まるでジョンレノンの魔法だ 
と彼女はやりきれない想いに苦しみます。
ジョンレノンを暗殺した犯人は「マークチャップマン」。
マークチャップマンはジョンレノンを殺害した後も、その場を離れようとせず、警察に逮捕された際に、
「悪かった。君達の友達とは知らなかったんだ」と言ったそうです。
そんなマークチャップマンは、
2015年現在も服役中です。
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